【留学生インタビュー】「失敗も怖さも、全部成長の糧」苦手意識を乗り越え、カーティン大学アンバサダーに挑戦するKanonさんの軌跡
オーストラリアのパースにあるカーティン大学(Curtin University)でIT(ソフトウェアエンジニアリング)を専攻し、キャンパスアンバサダーやメンターとして活躍するKanonさん。一見すると順風満帆に見えますが、その背景には「人前で話すことへの苦手意識」や「思うように成果が出ないもどかしさ」と向き合い続けた試行錯誤がありました。Kanonさんが語ってくださった、これまでの葛藤と成長のストーリーをお届けします。

アンバサダーに支給されるシャツやパーカー。大学ロゴ入りで記念に残りますね!

Kanonさん
西オーストラリアのパースでITを専攻しています。高校卒業後、語学留学からスタート。TAFEを経て、カーティン大学に編入されました。
人前で話したり、リーダーシップをとることが苦手とおっしゃるKanonさんが挑戦したのはコンフォートゾーンからあえて抜ける挑戦でした。
苦手意識を克服するために、あえて飛び込んだ「アンバサダー」
―― 今回、学生アンバサダーに応募したきっかけを教えてください。
海外生活が長くなる中で、一人で努力することや自立することはできるようになりました。でも、人前に立ってリードすることはまだ苦手で、グループプレゼンのたびに緊張してしまう自分を変えたいと思っていたんです。大学の授業で周りのメンバーの堂々とした姿を見て、「自分もこうなりたい」と強く感じました。得意なことばかりやるのではなく、あえて苦手な環境(アウト・オブ・コンフォートゾーン)に飛び込んでスキルを伸ばそうと思い、カーティン大学のウェブサイトで募集を見つけて応募しました。
―― 選考プロセスはいかがでしたか?
履歴書提出、動画選考、そしてグループインタビューがありました。グループインタビューではワ30人以上の前での自己紹介プレゼンがありました。実はプレゼン中に頭が真っ白になって一瞬止まってしまい、「絶対落ちた……」と思っていたんです。だから合格メールが届いたときは本当にびっくりしましたし、嬉しさともっと頑張ろうという気持ちが同時に湧いてきました。
後輩を支える「メンター」と「アンバサダー」としての活動
―― 以前は1年生向けの「メンター」も経験されていたそうですね。
はい、専用アプリでマッチングされた1年生の相談に乗る活動をしていました。先輩として上から教えるというより、気を遣わせず「友達」のような関係で学業やホームシックの悩みをサポートすることを心がけました。一番最初はどう接すればいいか悩むこともありましたが、感謝されたことで少しずつ自分に自信が持てるようになりました。今でも連絡を取り合う仲になった後輩もいます。

メンタープログラムで一緒に頑張った仲間との思い出の一枚
―― アンバサダーとしては、これからどんな活動をしていく予定ですか?
高校訪問やキャンパスツアーでの案内、プレゼンテーションなどを担当します。特に、これからIT分野を目指したい高校生や後輩の相談に乗れるのが一番楽しみです。自分自身が苦労した経験があるからこそ、気持ちに寄り添ったアドバイスを届けていきたいと思っています。
独自の勉強法を見つけ、学問の面白さに目覚めるまで
―― 大学で専攻しているIT(ソフトウェアエンジニアリング)の勉強はいかがですか?
最初は本当に難しくて、授業についていくので精一杯でした。でも、2年生の夏休みに「LeetCode(リートコード)」という学習サイトを見つけて、朝の空き時間にYouTubeの解説動画を見ながら自分で解く習慣を始めたんです。続けていくうちに知識や対応能力が増えて、あるとき「あれ、テストの問題が普通に解けるようになっている……!」と自分でもびっくりしました。自分で模索して努力した分だけ結果に繋がり、大学の勉強もどんどん楽しくなっていきました。
自信がなかった過去を乗り越えて、未来へ
―― 留学を続ける中で、大変なときに前を向ける理由はどこにありますか?
一番は親への感謝です。そして「せっかく海外に来たんだから、一度きりの人生、後悔のないように挑戦しよう」という思いがあります。渡豪したばかりの頃は本当に自分に自信がありませんでした。でも、「辛い経験はたくさんしてきたから、もうこれ以上怖いものはない」と思えるようになったんです。努力を積み重ねて得た経験値が、少しずつ今の自分の自信になっています。
―― 将来はどのようなキャリアを描いていますか?
大学卒業後は日本に戻り、データエンジニアなどの専門職としてキャリアをスタートさせたいと考えています。ゆくゆくは仕事と並行して大学院でも学びを深め、将来はデジタル庁などで国のAI技術やデータ管理に携わることが目標です。オーストラリアで学んだ知識と経験を活かして、日本の社会に還元できる存在になりたいと思っています。
Kanonさん素敵なお話を聞かせていただき有難うございました!


