オーストラリアのお金と支払い
2024年度版
オーストラリア留学無料サポートエージェント・オージースタディのYUKIEです。
この章では、オーストラリアの「お金」や「支払い」について色々な角度からご紹介したいと思います!
オーストラリアのお金の不思議
オーストラリアには100ドル札、50ドル札、20ドル札、10ドル札、5ドル札と、2ドル硬貨、1ドル硬貨、50セント硬貨、20セント硬貨、10セント硬貨、5セント硬貨の11種類のお金があります。
一番少額のお金は5セントですが、実は価格の単位は1セントまであります。
例えば、スーパーでチョコレートが2.99セントで販売されていたとします。
お金は5セント単位しか存在しないのに、価格表示は1セント単位...。そんな時、2.99セントの支払いはどうしたらいいでしょうか。
【答え】
3ドルが支払うべき金額となります。
表示金額より1セント多く支払うというとなんだか少し損をした感じになりますが、次の場合はちょっと得をします。
その2.99ドルのチョコレートを一度に3つ買うと合計8.97ドルになります。そんな時は、いくらの支払いになるでしょうか。
【答え】
8.95ドルの支払いでOK!
つまりオーストラリアは*二捨三入!
*端数が1・2のときは切り捨て、3・4・5・6・7のときは5、8・9のときは10として切り上げる計算法。オーストラリアの支払いは二捨三入を採用しています。
(近年はカード払いが主流となり、計算をする必要がなくなっていますが,,,)
クレジットカード社会のオーストラリア
オーストラリアでは日本よりはるかにクレジットカードが使用できる場所が多く、現金を持ち歩くことは少なくなりました。
銀行口座を開設するとデビット機能付きのバンクカード(キャッシュカード)が発行されるので、窓口やATMでお金を引き出さなくても、バンクカードで買い物ができます。
インターネットバンキングの利用も増え、銀行に行く機会は減ってきています。
そして銀行も店舗やATMの数を減らして機械化に動いているようです。先日訪れた支店は銀行なのに窓口に現金がおいていないという新しい形の支店でした。
便利なネットバンキングを使いこなそう
オーストラリアの銀行と日本の銀行の違いは通帳がないことです。
残高や取引明細を確認する場合は、ネットバンキングやアプリが便利です。
窓口やATMでも確認はできますが、アプリやネットバンキングで口座を管理することが主流となっています。
デビット機能付きバンクカードでの支払い
オーストラリアの銀行で口座開設を行うと、デビットカード機能付きキャッシュカードが発行されます。オーストラリアではキャッシュカードのことを「バンクカード」と呼びます。バンクカードでのデビット支払いは、日本同様、普通口座から即時引き落としになります。100ドル以下はタップ(Paypass)でショッピングが可能ですが、初回の利用時と、高額商品の支払いの際はPINと呼ばれる4桁の暗証番号の入力を求められます。
日本から持参したクレジットカード(コンタクトレス以外)も同様に暗証番号を覚えていないと決済できませんのでご注意ください。オーストラリアでは署名でのカード使用は廃止になりましたので、暗証番号を覚えておく必要があります。
番外編~印鑑がない!オーストラリア
印鑑がないオーストラリア。印鑑の代わりとなるものはSignature(署名)です。パスポートの署名欄に記入した署名と統一していただくのが原則です。銀行口座開設や携帯・SIMカードの申し込み、学校申し込みなどの署名欄はパスポートと同じ署名で統一します。漢字の場合は漢字で!
そして、暗証番号以外に本人確認のための「セキュリティコード」を設定します。これは通常テレホンバンキングの際に確認されます。また、バンクカード無しの窓口での取引やカードを紛失した際にも聞かれます。
おすすめ~現地の銀行口座開設
3ヶ月以上滞在されるの長期留学生には現地の銀行口座の開設をお勧めします。
パスポートと、オーストラリアの住所と連絡先、それからTINと呼ばれる「マイナンバー」があれば開設が可能です。
現地銀行の口座を持つメリットはこちら(ANZ銀行の場合)
✔オーストラリアのデビットカードが持てる
✔4大銀行のATM引き出し手数料が無料(時間外手数料も無し)
✔アルバイトの給与振り込み用として使える
✔シェアハウスの家賃振り込みがネットバンキングやアプリで簡単にできる
✔ネットバンキング口座や定期預金口座に入金しておくと日本より利息が多く付く
✓学生ビザ保持者、25歳未満は口座維持費が無料に(その他の方も条件をクリアすると無料に)
両替や送金について
一般的に、同じレートでの両替だと仮定した場合、空港や銀行などで両替をするよりは、オーストラリア市街地にある両替商のほうがレートが安い傾向にあります。
具体的にはこんな感じ→日本の空港や銀行で両替>オーストラリアの空港や銀行で両替>オーストラリア・街の両替商
とは言え、すべての現金をオーストラリアに持参して現地で両替というのも多額の現金を持ち歩くというリスクが生じますので注意が必要です。また10000ドル(日本円で約95万円相当)以上の現金をオーストラリアに持ち込む際は申告が必要となります。
そこで、送金が簡単にできるものとして、楽天銀行などのネットバンキングを利用しての国際送金やオーストラリアの両替商(KVB)、そして、ワイズ(旧トランスファーワイズ)をおすすめします。簡単に国際送金ができてレートが安めなのが魅力です。
*オーストラリアドルを全く持たず、現地の街まで行くというのに不安がある人は多いと思います。そんな方には出発前に1~2万円の現金を両替しておくことをお勧めします。1~2万円であれば両替所の違いによる損益はそれほど大きな差はありません。
オーストラリアの銀行口座を開設すべきか否か?
ワーホリや長期留学の方には銀行口座を開設することをお勧めします。日本の国際キャッシュカードを持ち歩く、日本のクレジットカードをメインに使うという方法もありますが、国際キャッシュカードは引き出しのたびに手数料がかかり、レートも高めです。また日本のクレジットカードはいざというときのために1枚持っていくことをお勧めしていますが、普段使いのカードとして日本のクレジットカードを使ってしまうと、同じくレートが高めです。
ワーキングホリデービザや学生ビザなど、働けるビザを持っている人は、給与振込口座として現地の銀行口座が必要になります。また、シェアハウスのレント(家賃)の支払いにも口座振り込みを希望する大家さんが多いことから、銀行口座は開設したほうが良さそうですね。
大手銀行を利用するか、ネットバンクを利用するか?
英語力に自信がある人は利息や各種手数料を比較しながら好みの銀行の口座を開設することに問題はありません。
英語初級者にとっては4大銀行の中から銀行を選び開設するのが無難ではないかと思います。理由はトラブルの際に店舗で相談しやすい、無料ATMが比較的多い、などが挙げられます。また、特に都市部の4大銀行の銀行員は留学生対応に慣れている人も多いです。
オージースタディでは学校をお申し込みされたメンバーさんへ現地銀行の口座開設サポートを無料で行っています。
口座の種類、日本の銀行との違い、カードの使い方、お金の管理や注意点などはオリエンテーションを通じてご案内しています。
*オージースタディの留学サポートについてはお気軽にお問合せ下さい。
・留学費用について
この記事を書いたのは
オージースタディ代表YUKIE
オーストラリア政府認定カウンセラー
認定番号K271
オーストラリアと日本両国で留学生をサポート中!
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