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英語力初級からオーストラリア永住へ(2)

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Shokoさん

​渡航都市:アデレード&パース

​学校:SACE、スタンリーカレッジ

​コース:一般英語、CertificateⅢ in Individual Support

​第一章:留学のきっかけと準備

​第二章:最終的に選んだプラン

​第三章:オーストラリアでの苦労

​​最終章:すべては次への学び

第二章

 

最終的に選んだプランは...

フィリピン留学で基礎を作ってからオーストラリアでワーホリすることも考えていましたが、同じ期間フィリピンで学んだ人と、オーストラリアで学んだ人の英語力の差は実際どうなのか・・・等を考え、オーストラリア一本でいくことにしました。

フィリピン留学ではアルバイトが出来ないことと、治安の面等からも一人で街を探索しいろいろな経験ができるというより、クラスメイトと行動するというイメージがありました。日本人が少なめの学校を選んだとしても、治安の悪い日本人が行きたがらないエリアでも選ばない限りは日本人は一定数いそうだし、学校の中だけでなく休日も日本人含むクラスメイトと行動するのか・・・と思うと気が進みませんでした。

オーストラリアも、日本人が少ない都市を選んでも語学学校には日本人はいます。でも、アルバイト先で日本人が少ない場所を選ぶことも出来るし、ジャパレスで働いたとしてもお客さんを対応する時に英語は使います。自分がお客さんとしてカフェで注文する時はもちろん英語です。

それから“二か国留学”は航空券も二倍予算をとらなければ行けないし、フィリピンのあと、またオーストラリアで新しい環境に慣れることから始め、友達も作らなければいけないです。特にオーストラリアでワーホリからはじめ、学校に通わない方は多国籍な友達を作るのも難しいと思いました。

 

日本人コミュニティは必ずどの都市にもあるので、日本人含め数人の外国人と話すグループには入ることはできると思いますが、私が参加した感想としては、人の入れ替わりが激しく、いつも自己紹介から始め同じような会話しかしないので、英語力を伸ばしたい人にはあまりおすすめはできません。

また、どんどんコミュニティが広げられている日本人は日本人同士の集まりにあまり参加しない人が多いので、参加者はオーストラリア初心者の方がほとんどです。日本人の友達がいてもちろん良いと思いますが、ほとんどの時間を日本人と過ごしてしまったり、情報がほぼ日本人からのみになってしまうのは情報が限られてしまい危険だと思いました。

​学生ビザでの渡航に決定​

最初の留学期間は、予算は出来るだけ抑えたいけど、3・4カ月では耳が慣れてきたころに帰国になってしまい、いい思い出作りで終わってしまうかも・・・と思い、少し長い6カ月にしました。私の場合耳が慣れて先生が質問している事が正しく理解出来るまでにやはり3カ月強~4か月かかったので、6カ月という留学期間は妥当だったと思います。また、ワーホリビザだと最大4カ月しか学校に通えないため学生ビザを使用することに決めました。

オーストラリア留学をする上での障害はありましたか?
あまり障害があったと思ったことはないのですが、費用と語学力ですかね。私は金銭面をはじめ家族には一切頼らないで留学すると決めていたので、留学に使用した費用、一時帰国中の生活費も全て自分で負担しました。

 

Collegeに進学出来るだけの語学力と費用があればそのまま進学していたし、または語学力が足りなかったとしてもそれを補うために更に語学学校を延長出来ていたと思います。

 

 

​障害をどのようにクリアしましたか?

目先の誘惑に負けず、自分の目標を踏まえた今後を考えました。

私の場合、目先の目標は「ワーホリビザに切り替えたら彼とも遠距離にならなくてすむ」とか、「海外生活を続けられる」、「せっかくゲットしたバイトを辞めなくてすむ」・・・といったところでしょうか。せっかく耳が慣れてきたのに帰国することに抵抗があったし、彼と遠距離になることも不安がなかった訳ではありませんが、それで終わってしまうならそれだけの縁。と割り切って、ここでも“自分がどうなりたいか”のための選択を取りました。そして、最初の留学で十分な資金があると心に余裕が持てるし、いろいろなことに挑戦出来ると痛感したので、結局一年くらい遠距離をして日本で働き、目標金額よりも多めに貯金をしてオーストラリアに帰ってきました。

はじめは半年の留学のあとそのままワーホリビザに切り替え、バイトをして費用をためることも考えましたが、費用は貯まるだろうけど語学力は上がらないなと思ってやめました。

理由は、6ヶ月の語学学校卒業後、4週間のホリデーがあり、その間はひたすらバイトをしましたが、バイト先のスタッフもお客さんもほぼ外国人でも、学校卒業後に英語力が伸びている感じが全くなかったのです。

最低でもupper intermediateレベル以上、または英語の勉強法がわかっている/集中力があり自分で効率的に勉強が出来るという方は、バイト先でスピーキングやリスニングを鍛えて、自主勉強のみで良いかもしれませんが、私は学校に行って目標に向かって勉強しなければダメなタイプなんですよね。バイト先でよく使われる単語やルーチンを覚え、なんとなくバイトをこなせたとしても、私が目標とするレベルまで達成している姿がイメージできませんでした。

これはあくまで“私の場合”なので、自分を客観的に見て何が自分に合っているかを知ることって大切かなと思います。

私も、4週間のホリデー中にバイト中心の生活をしてみて、自分が今ワーホリしたら・・・とイメージ出来たので気が付くことが出来ました。

6ヶ月の留学の後は...
最初の留学にとても満足し手ごたえを感じましたが、もっと流暢に英語を話したいと思い、学生ビザで専門留学をすることにしました。

次回は英語を勉強するのではなく、自分の興味のある分野を英語で学びたいと思ったからです。
オーストラリアでの生活は、自然が豊かでとてものびのびとしていて、自分が気を付けていれば危険な目に合うこともないし、制限はありますが学生ビザ保持者でもバイトをしながら生活していける。留学生にやさしい国だなと思ったため留学地もそのままオーストラリアにしました。

次ページ>オーストラリア生活の苦労...

Shokoさんが通った​学校はアデレードのSACE、パースのStanley College

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Stanley College:パースにある専門学校併設の語学学校スタンリーカレッジ。​シティキャンパス、ミラボッカキャンパスなど、パース内に複数のキャンパスを持つ大型の教育機関です。

​②SACEアデレード:アデレードとメルボルンにキャンパスを持つ語学学校。一般英語コースはもちろんのこと、進学英語や試験対策コースを学びたい人にもおすすめの学校です。

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