TAFE留学 体験談
\20代/

Hirokiさん
渡航都市:ダーウィン&シドニー
学校:IH Darwin+TAFE NSW
専門コース:Diploma of Conservation and Ecosystem Management
社会人・キャリアチェンジ留学に挑戦されたHIrokiさんにお話をお伺いしました。TAFE卒業前に希望するお仕事が決まり、キャリアチェンジを果たしたHirokiさん。
北部準州・ダーウィンでの語学留学からスタート。そして専門学校はシドニーにある州立TAFE NSWへ。
2つの都市を楽しまれたHirokiさんにそれぞれの生活や魅力などもお聞かせいただきました。
Hirokiさんが留学を決めた理由やキャリアチェンジのきっかけを教えてください。
前職で働いている中で、今後この仕事を定年まで続けていくと考えた時にワクワクするという感情が湧かず、せっかくやるなら自分が1番情熱を持ってやれることを自分のライフワークにしたいと思うようになったのがきっかけで、小さい頃から好きだった自然環境に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。
出発前に不安はありましたか?あった場合はどうやって解消しましたか?
文系出身で環境分野に関して何もバックグラウンドがない自分が20代後半のタイミングで挑戦するにあたって、本当に自分が進みたい道に進めるのか、どう進むのが正解なのか、出発前そして留学中もずっと自問自答していました。
解消方法かは分かりませんが、自分自身で新しい道を切り開くにあたって、自分でできる限り調べて考えて色んな選択肢を持っておくことは大事なのかなと思います。
やる前にどれだけ悩んでも、実際に試してみないと分からないこと気付かないことは沢山あります。
できる限り色んな想定をして選択肢を持っておいて、挑戦して、そこでわかったことを基に選択肢の中から次の道を決める。ということをやってきたので悩みながらも途中で躓くことなく進めれたのかなと思います。

【英語学習について】
日本との学習の違い、効果的だと思った学習方法、どのくらいから英語の上達を感じましたか?
日本との1番の違いは他国の英語学習者と一緒に学べることかなと思います。ある先生が英語は「Lingua Franca(母国語が異なる人同士が使う共通言語)」であって、ネイティブの人たちのアクセントが正解じゃないし、国ごとにアクセントがあってそれがこの言語の良さなんだって言ってたのが凄く印象に残っています。
そのマインドを持ってからは自分から喋ることへのハードルはとても低くなりました。
留学の期間を通して劇的に英語が上達したタイミングはありませんでしたが、英語の環境に身を置き続けることで少しずつ反射的に言える言葉が増えてきたと感じています。
【TAFEでの学びにについて】
語学学校との違い、学習スタイルなどについて教えてください。
Diploma of Conservation and Ecosystem Management というコースで1年間学びました。
周りは自分ともう1人のドイツ人の留学生以外全員オージーで、すでにこの分野で仕事をしている人も沢山いるという環境でした。
週に5unitあって、1unitが3-4時間程の授業で、殆どの授業が座学とフィールドワーク(シドニー周辺のNature reserveやNational Park)の週が交互にあるスタイルでした。
フィールドワーク毎に必ずレポートがあるので、特にセメスター終わりは空いてる時間は毎日図書館に行って課題に追われてました。
植物に1番力を入れているコースで、オーストラリア在来の植生、動物を保護・管理する為のノウハウを座学で学び、フィールドワークでそれを実践したり、データを集めてレポートに纏めていました。
印象に残ってるプロジェクトはありますか?
2ndセメスターの最後に泊まりがけでブルーマウンテンに行き、グループ毎に担当する場所で植生と地質についてプレゼンする機会があり、それが1番の山場でした。
1ヶ月以上前から準備をするのですが、グループメンバーと意見が合わずにちょっと嫌悪な雰囲気になったりもしながらも何とかやり遂げ、大自然の中でキャンプ、BBQをして卒業間近でしたがみんなとより仲が深まり思い出に残る体験でした。


【アルバイトについて】
どんなお仕事や生活をされていましたか?1ヶ月の生活費など、お答えできる範囲でお願いします!
ダーウィンにいた期間(語学学校)は学生寮に住み、officeworks(オフィス用品専門店)のスタッフとして働いていました。(収入:2400ドル/月 支出:1400ドル/月)
シドニーにいた期間(TAFE)は、シェアハウスに住み、平日は早朝にシドニーマーケットで野菜の仕分けと配達の仕事、土日はイベントフローリストの手伝いをしていました。
(収入:3000ドル/月 支出: 2400ドル/月)
ダーウィン期間中は一切外食することなく切り詰めた生活をしてましたが、シドニーに来てからは一気に暮らしやすくなり誘惑が増えたのと課題に追われ自炊する時間が作れず出費が一気に増えました…
【お休みやホリデーの過ごし方について】
オーストラリアで楽しんでいたことはありますか?
休みの日はランニングをしていて、Yukieさんに誘っていただきシドニーマラソンで初のフルマラソンを経験できました!
TAFEに通ってからはブッシュウォークやハイキングに行くことも増え、動植物に関する知識が増えたとこでこれまでと見える景色も変わりより一層楽しめるようになりました。
ホリデー中はニュージーランドの北島でロードトリップをしてきました。雄大な自然に圧倒されたのは勿論ですが、温泉地帯のロトルアで念願の露天風呂に浸かることができたのが何よりも幸せでした。

【留学を通して得たスキルや気づきについて】
オーストラリアに来て良かったと思うこと、得られたスキルや、気づいたことなどを教えてください。
異なる文化を持つ人達と一緒に暮らす中で、これまで自分は異文化について比較的理解があって寛容な方だと思い込んでいたけど、実際に一緒に暮らしてみると理解に苦しんだりっていうことが何度かあって、自分の視野や視点がより広がったと感じています。
最初にダーウィンで生活できたことは凄く有意義だったと感じています。
アボリジナルの人達と密接に関わる生活をする中で、まだまだ彼らとの間には問題が残っていてそれはシドニーや他の都市にいては絶対に感じれないことだと思います。
また、戦時中に唯一空爆を受けた地であり、それが日本軍によるものであるということをここに来る直前に知り、それを日本で学ばなかったこともショックだったし、現地のミュージアムに行くと日本にいては見えない戦争の歴史を知ることができ、オーストラリアに来るなら日本人として訪れるべき場所かなと思っています。勿論、自然もめちゃくちゃ綺麗ですし、日本人が全然いないので英語を学ぶ環境としてもめちゃくちゃお勧めです!
【これから挑戦する人へのメッセージ】
挑戦をすると決めた時点でそんなことができる人はなかなかいないし、そんな自分を誇りに思って欲しいです。
そして、その挑戦を正解にできるかどうかは自分がここでどう過ごすのか次第なので、自分が選んだ挑戦を無駄にしないように、沢山挑戦して、失敗して、何より楽しんで、成長できる留学にしてください!
\Hirokiさん、素敵な体験談とメッセージ、ありがとうございました/




Hirokiさんの通った学校は
TAFE NSW International
キャンパスは郊外の「ライドキャンパス」。
自然豊かで広大なキャンパスです。





